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西荻窪囲碁サロン「周」


席主の独り言

 日曜日に可愛い生徒さんを2人教えました。3歳の女の子と4歳の男の子です。女の子の方は入門者でしたが、おばあちゃまが1級で私の大学の先輩の囲碁教室の生徒さん。おばあちゃまが碁盤に向かっていると、隣に座って碁石で模様を作ったりされるので碁に興味があるのではと子供教室に連れて来られたそうです。4歳の男の子は当教室の最年少。入った時はまだ、3歳でしたが30分お話を聞いていられたので、授業をスタートさせました。囲碁教室の先輩となった男の子は、一生懸命女の子に教えてくれて女の子が帰る時も自分はまだ、打っていくからとお兄ちゃんぶりを発揮。微笑ましい2人でした。
 子供に教えるときは、まず、簡単なルール説明(①2人でするゲーム②黒石と白石を使う③黒石から打ち始める④線と線との交点に打つ⑤地の多いほうが勝ち⑥挨拶して始める)のあと、9路盤で1局の碁をみせ、石と石とが接触すると取り合いになることを話して石の取り方を教えます。囲うという概念を理解できるのは、算数で図形を学ぶ小4から高学年に多く、小さいときは石取りに興味がいってしまいがち。難しいところです。3歳児と小さいお子様でしたので、4歳の男の子に中央、辺、スミの石の取り方を先にやってもらい、その模倣を繰り返し、石数を増やしながら最後には自力で取るところまでいったら時間となりました。年長ぐらいになっていたら、石取りゲームまで体験できるのですが、これくらい小さいと休憩を入れて1時間もてば上々です。男の子がウッテガエシができると、女の子のおばあさまが手をたたいて褒めてくださったので、男の子は満面の笑み。2人、仲良くお菓子を食べて帰り際にはバイバイをしていた手に女の子が戻ってきてハイタッチしてくれました。楽しんで帰ってくれたので、一安心。早い時期に無理に教えて嫌いになってももったいない話です。小さいうちは囲碁を習って楽しい経験をもってもらうことが先決。長く続けてもらえれば基礎クラスから初級クラスにあげたものの続いているかどうか心配していた子供達の中から3級に成長した子もたくさんいて「継続は力なり」を実感します。
by igoshu | 2006-07-05 19:15 | 席主:東京女子大囲碁部OG

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